今回は運動不足や食べ過ぎで太ってしまった、この体をなんとかしたい。 そんな悩めるダイエッターの救世主が「断続的断食(ファスティング)」です。きちんと成果が出て、リバウンドしにくい究極の断食法を紹介します。
なぜ断食が効くのか?
断食で重要なポイントは、ただ摂取カロリーを減らすことでなく、食べない時間=”空腹時間”を長くとることにあります。私たちの体は、糖質や脂質、たんぱく質からエネルギーをつくって動いています。長時間これらの栄養が入ってこないと、エネルギー不足にならないよう細胞内でオートファジーと呼ばれるたんぱく質などのリサイクルが行われます。これにより古くなった細胞が生まれ変わり、体内の代謝機能が改善し、やせやすくなります
糖や脂肪の供給が減ると、エネルギー産生のため体脂肪の消費も高まります。一方、長年体内時計研究に携わる早稲田大学先端生命医科学センターの柴田重信教授は、「断食で食事のタイミングをコントロールすることは、肥満やメタボリックシンドロームと関連する体内時計の乱れを改善することにもつながる」と話します。また、「朝食をとり、夕方5時くらいまでに食事を済ませて空腹時間を12~16時間空けるとやせやすいということも科学的に証明されつつある」と言われています。
おすすめの断食法は?
1 8時間ダイエット
1日の食事時間を8時間以内に収めて空腹時間を長くとる時間制限断食です。「自然と食べ過ぎが抑えられ、体のリズムが整いやせやすくなる」とあおき内科・さいたま糖尿病クリニックの青木厚院長は説明します。「食事時間を10時間、12時間に延ばした試験でも減量効果が確認されているが、時間が短いほど効果は高い。また、夜遅く食べると、体内時計が乱れてダイエット効果が出にくくなる。朝食はしっかり食べ、夕方5時くらいまでに食事を終わらせるほうがいい」
2 5:2ダイエット
やせるためには食べる量を減らせばいいとわかっていても、毎日続けるのはしんどい──そんな人に向くのがこの方法。週2日だけ食事量を通常の25%まで減らすというもの。1日3食のうち1食だけを少なめに食べるようにするといい。「どうやら、週末に食べ過ぎて月曜に太る人が多いようなので、土日をこの食事制限に当てると効果が出やすいのでは」(柴田教授)
3 1日置きに減らす日をつくる
1日置きに、「普通に食べる日」と、「食事なしか少しだけとる日」を繰り返す方法。短いものは2週間、長いものでは25週間という複数の研究を検証した報告から、毎日食事制限を行った場合と同様に体脂肪の減少効果が得られることが確認されています。また、糖尿病患者では、インスリン抵抗性などの症状改善が見られたという 自分で食事量のコントロールが可能な人に向く。
注意点は
完全に絶食しなくてもやせ効果は得られることがわかりましたが、断食には注意点もあります。妊娠中や授乳中、持病がある人、低血圧、65歳以上の人は医師に相談してください。健康でも不調を感じたら、やらないでください。と言われています。